ハローワーク通いで失業者メンタルに染まる
失業給付金は330日分全額きっちり頂くつもりだった。ハローワークに行って登録し、 講習と説明会などを受けた。失業給付金を頂くためにちゃんと求職活動もした。転職支援会社のアドバイスに従って複数の民間の転職エージェントにも登録した。もっとも、エージェントから届くスカウトメールは投資用アパートの営業や運転手募集ばかりで、興味を引くようなスカウトは全くなかった。一方で求人紹介メールに記載されている一般的な事務系の仕事に応募してみたら全部却下された。プロフィールや経験、検索履歴にマッチした求人という謳い文句はあてにならない。
就労意欲がゼロであっても自分が否定されることが続くと地味にダメージが 蓄積されるものだ。また、失業給付金を支給してもらうために毎月ハローワークに出頭していると、 失業者メンタルとでも言う状態に知らず知らずになっていたようだ。ハローワークの雰囲気も好きになれなかった(20年前に初めて失業したときに通った亀戸のハローワークのやさぐれた雰囲気に比べるとマシにはなっていたけど)。
なんとなく働いていないことに後ろめたさを感じるようになり、平日の日中はご近所さんの目に付かないように気をつけるようになっていた。そんなときに何の気なしに応募したところから面接に来てくれと電話があり、面接に行くとその日のうちに採用したいと言われた。
何気なく応募したところからの採用通知に応じてしまう
失業者マインドが心を蝕んでいたところに自分が必要とされているとの申し出にうれしくなり、断るのも申し訳ないと思って申し出を受けると返事してしまった。これにより、自由な日々はわずか9ヶ月で終わってしまった。失業給付金も330日分もらえたはずが、100日と少し残り、再就職手当ての給付対象からも外れてしまった。
早期退職したばかりの頃は、毎日が開放感に満ち溢れて二度とサラリーマンに なるまいと思っていたのに、今は”どうしてこうなった?(byデグレチャフ少佐)” 状態である。 夢のアーリーリタイアメントはかくして失敗に終わり、またしても サラリーマンとして働く灰色の日々が始まった。