仕事を辞めてから時間に余裕ができた。
買ったまま読まずに積み上がっていた本を読んでいるが、今読むと内容が古くて読後感があまり良くない本があったり、古いけれども新しい学びを得られる本があったりする。
書かれた時の時代や社会の空気を分析しようとして書かれた本は、今読むと違和感を感じる。
その時に辻褄が合うような説明を取ってつけただけに感じられるのだ。
後出しジャンケンではあるが、今あの時代を振り返るとまた違った解釈ができるし、今の方が正しく理解できる。
時代の空気感を感じられるけど、その空気に流されてしまうとせっかくの著作は時代の流れに生き残れない。
時代を経ても今なお読む価値があると思える書物は、物事の本質を追求したり、より古い時代の先行研究をしっかりと踏まえて理論を構築しようとするものなのだろう。
そして時代の試練を経て長く読み継がれ、生き残ってきた書物が古典と呼ばれるようになる。
それぞれの時代において多くの著作が生まれ、淘汰されてきたのだろう。
そういう視点で今積読本を読んでみるとどの本も味わい深い。