2拠点生活でセカンドライフを楽しく生き抜く

50代で早期退職し、東京と長野で2拠点生活をしています。

住宅ローンの存在の重さ

80歳返済終了の住宅ローンを返済中

40代後半に土地を買い、家を建てた。
当時は現金一括で購入できるわけもなく、当たり前のように住宅ローンを組んだ。 住宅ローンの返済終了は80歳だ。まだまだローンの残高が多く、将来を考えると気が遠くなりそうである。

定年後まで残る住宅ローンはリスクだが

そういう状況で会社の早期退職に応募し、一度はアーリーリタイアに踏み切った。 家計相談や老後プランの計画などでは一般的に、”60歳の定年時には完済できるような住宅ローンを組みましょう”としているアドバイスを目にすることが多い。
定年後まで残る住宅ローンはリスクだとも言われる。 確かに間違ってはいないだろう。
退職後は生活をダウンサイジングして出費を抑える必要があるのに、住宅ローンの返済は減らすことができない固定費だからだ。

高齢夫婦の平均住居費は平均1万3656円

総務省の資料によると、高齢夫婦世帯の月平均支出は26万3717円、うち住居費はわずか1万3656円だ(総務省「家計調査報告(家計収支編)―平成29年(2017年)平均速報結果の概要―」)。
リタイア後はローンを完済した持ち家で過ごすというイメージが浮かび上がる。 逆に言うと、住宅ローンが残っている人や賃貸住宅住まいの人たちは、住宅関連の固定費分だけ出費が上乗せされ、老後に準備すべき資金がそれだけ増えるということになる。

なぜローンを完済しなかったか

投資によってある程度の資産を形成することができたタイミングで前の会社が早期退職を募集した時に、持ち株を処分して住宅ローンを全額繰り上げ返済しようかと考えたこともある。
しかし、最終的には住宅ローンの返済を続けることを選び、早期退職に応募した。

繰り上げ返済しなかった理由は以下の通り。

  • 繰り上げ返済によって負債がなくなることよりも、流動性の高い資産が減ることのほうが不安だった。
  • 住宅ローンの金利が低く、株式の配当利回りのほうが高いので、返済するよりも運用することで資金を有効活用できる。
  • 住宅ローン減税がまだ残っており、年末調整や確定申告で税金の還付が受けられる。
  • 80歳までに死亡すれば、団信で住宅ローンが相殺される。
  • 配当金収入が住宅ローンの年間返済額を上回っており、無理に繰り上げ返済する必要を感じなかった

配当金収入はローン返済金をカバー

今のところ、年間の配当金収入は住宅ローンの返済額を上回っている。あとは年間の全ての出費を配当金でまかなえるようにすべく、ポートフォリオを組み替えて運用に精を出すだけだ。
このときに、もしも住宅ローンの返済がなければずいぶんと運用目標のハードルが低くなって楽になるのにと思うことがある。

欲しくて買った家に住みながらその返済を重荷に感じ、今また2拠点居住の拠点を設けようとする自分はかなり勝手なものだと思う。

運用のハードルが上がるが、それをモチベーションに頑張る

いつかもう一つの拠点を建てる望みが叶うときは、ローンを組まずに一括で支払う予定である。 運用のハードルが一層上がり、それがモチベーションになるような気がする。

結局、何か負荷をかけてやらないと本気にならない自分は、本質的には怠け者かもしれない。 住宅ローンの重みは自分を勤勉にする(どこかに働きに行くという意味ではなく、いろいろ考え、決断をするという意味で)。