2拠点生活でセカンドライフを楽しく生き抜く

50代で早期退職し、東京と長野で2拠点生活をしています。

資産運用の難しさ

資産運用しながら、元本を減らさずに配当金や分配金などのインカムで生活できる態勢を構築したいという早期退職者やその予備軍は一定数居ると思う。しかし、実現するのは容易ではない。

仮に、現役時代の年収の6割程度のインカムを得ることを目標にするとしよう。なぜ6割なのか。年金の所得代替率が現在おおむね6割程度だからだ。つまり、アーリーリタイアメントで早期の年金生活に入るというイメージである。残りの4割を短時間のアルバイトで埋め合わせるか、生活のダウンサイジングでやりくりするのか、資産の取り崩しで乗り切るのかは個人の選択である。

ただ、本当にこの計画通りに行けば、公的年金が支給される65歳以降は、収入が増えることになる。目先の収入がいったん減ったとしても、先に向かって収入が増える可能性があるのは、実に夢のある話である。

しかし、現役時代の年収の6割程度をインカムでまかなおうとすると、大体億円単位の金融資産を運用しないといけないのではないだろうか。例えば、平均世帯年収500万円の6割の300万円をインカムで稼ぐと仮定すれば、3%の配当利回りだと1億円の元本が必要になる。もちろん、配当権利日のタイミングで上手に配当を取りながら、高配当銘柄を乗り換えて効率よく配当を取るということも可能だろう。うまくやれば数千万円でもインカム生活できるかも知れない。ただ、配当取りを狙って売買を繰り返す場合、配当の権利確定前の上昇で売り、利益確定後の下落のタイミングで買ったほうが良い気がする。

いずれにしろ、このように波乗りよろしく上手に売買することは言うのは簡単だが、実際には難しい。相場が生きがいで売買が好きで好きでたまらないならば、早期退職して空いた時間を使って毎日マーケットに張り付くのも良いだろう。しかし、せっかくアーリーリタイアするのだったら、放っておいても一定のお金が入ってくる仕組みを作り、浮いた時間に好きなことをやってすごす方が人生を充実させられるのではないだろうか。その仕組みを作るのが非常に難しいことが悩ましいところである。