ヤマハのヴェノーヴァの練習を日課にしていたところ、家人からクレームが出た。
曰く”メロディーになっておらず、騒音にしか聞こえない”とのこと。
音出しに苦労しており、いま楽曲として聴こえるように吹けるのは聖者の行進やアメージング・グレースなどわずかしかない。
あとは低音部がひっくり返ったり、楽譜を読むのに時間がかかって間延びしてしまう。
抵抗することは無駄なので代替案を考えることにした。
以前から電子楽器に興味があったが今の楽器を使いこなしてからと考えており、具体的にどれを買おうというところまでは検討していなかった。
気軽に買える電子楽器として電子リコーダーなるものがいくつかあるのを発見し、そのうちのCARINAのEWI(電子リコーダー)というのを購入した。
ネットで注文してから数日で届き、充電して早速試してみた。
本体には音を調整するための穴は空いていない代わりに丸や長方形の凹みがある。
リコーダーと同じように指を置いて吹いてみる。
リコーダーと同じ運指で吹けるかと思いきや、若干違う。
本体裏にオクターブをシフトする凹みがあり、指で押さえないと通常、一つ抑えると1オクターブ上がり、2つ押すと2オクターブ上がる。
ヴェノーヴァの音域は2オクターブなのに比してより幅広い曲が吹ける。
高いレの音を出す時はオクターブをシフトして普通の低いレの音を押さえる。
半音上げ下げは長方形の凹みを押さえる、などを頭に入れてヴェノーヴァの教本の曲を演奏してみた。

慣れれば運指を切り替えるのに特に困ることはなかった。
そもそも運指も一つ一つ確認するレベルなので何かが変わっても大きく影響を受けるほどでもない。
演奏してみるととても楽だった。
指を正しく置けば対応した音が正しく出るので、運指だけに集中できる。
アンブシュア(口の形)とか、音が裏返らないように気を使う必要が全くないのだ。
楽な方に逃げるような気がするが、いつでも気兼ねなく練習できるのは素晴らしい。
ヴェノーヴァは御代田に持って行って好きなだけ練習しよう。
上達したらヤマハのデジタルサックスが欲しい。