2拠点生活でセカンドライフを楽しく生き抜く

50代で早期退職し、東京と長野で2拠点生活をしています。

読書録

BLUE GIANTを一気読みする

世界一のジャズプレイヤーを目指す日本人が主役のコミック「BLUE GIANT」が期間限定で無料で読めるということを知り、一気に読んだ。同コミックは東京編、ヨーロッパ編、米国西海岸編が完結し、現在米国東海岸編が連載中である。無料で読めるのは完結した3…

澁澤龍彦の本を読む

澁澤龍彦の本を初めて読んだ。難しい本を書いている人のイメージがあってこれまで敬遠してきたが、自宅に文庫本があったので手に取ってみた。「マルジナリア」という書名で、小説ではなく、著者が書いた覚書のようなものや、旅行記録などが収録されていた。…

積読本を読み続けて思ったこと

仕事を辞めてから時間に余裕ができた。買ったまま読まずに積み上がっていた本を読んでいるが、今読むと内容が古くて読後感があまり良くない本があったり、古いけれども新しい学びを得られる本があったりする。書かれた時の時代や社会の空気を分析しようとし…

本の整理がてら図書館に寄付する

断続的に断捨離している。手間がかかるのは積み上がった本だ。昔購入して読まずに置いたままの本、読み終わったが内容をほとんど覚えていない本、読んだかどうかわからない本などを整理している。 数年前はドキュメントスキャナーを使って多くの本を電子化し…

<strong>ゴールデンカムイ完走!</strong>

4月28日にゴールデンカムイが完結した。 昨年夏にネットの無料公開を利用して一気に追いつき、最近の再度の無料公開で最終話まで読み終えた。アイヌの黄金をめぐる物語は、伏線や設定に大きな破綻はなく、綺麗に最終回を迎えられたと思う。個人的には死んだ…

ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘いを観て

この映画は、2014年にクリミア半島がロシアに編入される前に、ウクライナで起きた出来事を記録したドキュメンタリーである。 映画は自由を求める民衆側からの映像で構成されている。したがって当時の政権側の声や、弾圧側のインタビューはほとんどない。 201…

「詳解」独ソ戦全史「史上最大の地上戦」の実像(著者:デビッド・M・グランツ、ジョナサン・M・ハウス、訳:守谷純)を読む

第二次世界大戦中、最大の戦傷死者を出した独ソ戦の記録。 ソ連側の記録に基づいてナチスドイツ軍の侵攻開始から、ソ連軍によるベルリン陥落までの戦いの記録を丹念に描き出している。 1941年の開戦当初は破竹の進撃でソ連軍を粉砕していたドイツ軍だが、早…

ゴールデンカムイを一気読みして追いついた!

コミック全話無料公開を知って慌てて読み始める 9月に入り、ネットニュースでゴールデンカムイが最終章に入り、これまでの連載分をネット上で無料公開しているとの記事を目にした。 少し前から無料公開しているとのことだったが、公開終了の9月17日まであと…

この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡(著者:門田隆将)を読む

根本博元日本陸軍中将の台湾における戦い 金門島の戦いに軍事顧問として助力し、中国の国共内戦における国民党最後の勝利に貢献した元日本陸軍北支那方面軍司令官・根本博中将の足跡に光を当てたノンフィクション。 根本元中将は、戦後中国からの引き揚げを…

スマホで本を読んで感じたこと

安くなったkindle unlimitedを利用する 昨年のAmazonのブラックフライデーセールでkindle unlimitedが安かったので試しに申し込んでみた。 以来、コミックや小説などをダウンロードしてスマホやpcで読んでいる。電子書籍を一通り体験してみた感想を記す。 コ…

小商いのはじめかた(伊藤洋志監修、風来堂編)を読む

ただアーリーリタイアメントしたいだけでは流される かつてアーリーリタイアメントを考えるようになってから、とにかく目先の仕事をやめてゆったりと暮らしたいということに気持ちが向いていた。 しかし、2年前に会社を早期退職した時には、旅行したり、入院…

朝日vs.産経 ソウル発 どうするどうなる 朝鮮半島(著者:黒田勝弘、市川速水)を読む

今更感のある本をまた読む。2006年初版なので、すでに14年前だ。当時ソウルで支局長をしていた産経新聞の黒田氏と朝日新聞の市川氏との対談をまとめたもの。黒田氏は韓国、朝鮮半島関連では最も有名な日本の報道人である。 いろいろわかってきた現在から2006…

墜落遺体(著者:飯塚訓)を読む

1985年8月12日の日航123便墜落事故のドキュメンタリー ステイホームの状況下でまたしても積読本を読む。1985年8月12日の日航123便墜落事故の遺体確認に従事した元警察官が書かれたドキュメンタリー。 当時の衝撃は今も忘れられない 35年前、事故のニュースに…

白洲正子自伝(著者:白洲正子)を読む

かつて芸術新潮で連載されていたのをまとめたもの。最近の読書の例に漏れず、買ってからかなり長い間積読状態であったのをようやく手に取った次第。訃報(1998年)に接して自伝を購入し、今になってから読むことが叶った。 本を読むのは長年サボっていたが、…

大東亜戦争、こうすれば勝てた(著者:小室直樹、日下公人)を読む

書名で食わず嫌いするのはもったいない 小室直樹氏と日下公人氏の対談を本にまとめたもの。 読者を選びそうなタイトルだが、読んでみると物事を多方面から見ることの重要性を教えてくれる。 かなり古い本(1995年に単行本、同書は2000年に文庫化)であり、小…

中国を追われたウイグル人−亡命者が語る政治弾圧(著者:水谷尚子)を読む

2007年初版。ずいぶん昔に買った本だが、新型肺炎の影響で時間ができたのでようやく読むことができた。 著者が中国におけるウイグル人弾圧の証人たちを取材したノンフィクション。同書が書かれた当時に比べ、現在の状況はより悪化していると感じる。 当時で…

起業の科学 スタートアップサイエンス(著者:田所雅之)を読む

スタートアップを成功させるのはアートであり、センスが求められるが、失敗しないスタートアップはサイエンスであり、再現可能である。 この考えに基づいて、失敗しないための起業に必要なことが理論化、網羅されており、これから起業に挑戦しようとする人た…

変見自在 朝日は今日も腹黒い (著者:髙山正之)を読む

今回は朝日新聞を重点的に論じていると思いきや、いつも通り幅広く取り上げている。 日本の進歩的文化人の胡散臭さは今更論じるまでもないが、米国の偽善、白人国家の欺瞞、隣国の非道と破廉恥のネタは尽きることがない。 読者としては、切れ味鋭いコラムに…

魂でもいいから、そばにいて−3・11後の霊体験を聞く (著者:奥野修司)を読む

東日本大震災で生き残った人が、亡くなった大切な人との繋がりをなんとか見出そうとする思いが切ない。 予想もつかない大災害の中で突然断ち切られた日常と残酷な別れに、何かしらの救いを求める気持ちは想像できる。 夢の中や幻、物理的な現象などそれぞれ…

日本列島回復論(著者:井上岳)を読む

国土の均衡ある発展を謳った田中角栄の日本列島改造論をもじったタイトル。右肩上がりだった時代の日本列島改造論に対して、停滞から縮小に向かう現代の日本が進むべき道筋を提言したもの。 縄文時代の日本は自然の豊かな恵みのおかげで世界に例をみない狩猟…

フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるか(著者: ダニエル・ピンク)を読む

原著の出版が2001年、日本語版の出版が2002年と、変化が速い時代においてはすでに古典に近いといえるかもしれない同書を読んでみた。 同書出版当時でさえ、アメリカの労働人口の4人に1人が「フリーエージェント」という働き方を選んでいたという。 かつては…

スマート・ジャパンへの提言(著者:ジェレミー・リフキン)を読む

サブタイトルは「日本は限界費用ゼロ社会へ備えよ」。2018年4月初版。内容は2017年秋ごろに語られたものがベース。 いずれ太陽光や風力などの再生可能エネルギーを無尽蔵に使えることを前提にした新しい産業構造が実現するので、エネルギーの限界費用がゼロ…

超成長都市「福岡」の秘密(著者:石丸修平)を読む

福岡がすごいらしい 東京一極集中の半面、地方の疲弊と衰退が懸念されている。 しかし、地方はただ一律に縮小し、衰退していっているのではない。 地方でも拠点となる都市には集積が生じ、好循環を生み出して活力を保っているところがある。 九州では福岡、…

ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来(著者:ユヴァル・ノア・ハラリ)を読む

内容は人類史の振り返りとこれからの人類が目指すものを示したもの。 前著(サピエンス全史)は読んでいない。とにかく内容が難しく読むのに難儀した。 人類の歴史は飢餓、疫病、戦争に苦しめられていた歴史でもあった。人間はネットワークし、情報を共有し…

明日を拓く現代史(著者:谷口智彦)を読む

世界と向き合うために日本人が知っておくべき現代史についてわかりやすく解説している。 戦後現代史から多くの学びが得られる 本書の現代史の範囲は第二次世界大戦後から現在まで。日本の戦後復興の明るさと高揚感、戦後復興において米国が果たした役割、朝…

中学3年間の数学を8時間でやり直す本(著者:間地修三)を読む(&解く)

義務教育時代の成績は悪くなかったが、高校進学後に数学に対して苦手意識を持つようになり、文系コースを歩む人生を送ってきた。 社会人となってからは、シンクタンクで数字を扱う仕事を担当し、苦労しながら業務をこなすかたわらでアナリスト試験を受けて検…

共感資本社会を生きる(著者:新井和宏、高橋博之)を読む

著者とあるが、実際には二人の対談集。副題に”共感が「お金」になる時代の新しい生き方”とついている。 手段であるお金が目的となり、振り回される現在 もともと金融の世界にいた新井氏は、あまりにお金中心で、お金に振り回されている現代社会に対して、"お…

図解統計学超入門(著者:髙橋洋一)を読む

統計学のとっかかりとなるための一冊。ビッグデータやデータサイエンティストについては書かれていない。 分散や標準偏差、正規分布などの基本的なところから説き起こし、視聴率調査のサンプル数がなぜ900世帯なのか、ということや、なぜ選挙の開票速報が出…

変見自在(著者:髙山正之)3冊まとめ読み

マッカーサーは慰安婦がお好き(週刊新潮 2012/2/2号~2013/3/28号) ロシアとアメリカ、どちらが本当の悪(ワル)か(同 2013/4/4号~2014/5/29号) 習近平と朝日、どちらが本当の反日か(同 2014/6/5号~2015/6/25号) 3冊連続で読んだ。 週刊新潮のコラム…

シリアル・イノベーター(アビー・グリフォン、レイモンド・L・プライス、ブルース・A・ボジャック著)を読む

原著は2011年、日本語版は2014年に出版されたやや時間が経った本である。しかし、企業にとって普遍的なテーマを扱う同書の内容は今も古さを感じさせない。 同書は組織にあって連続的にイノベーションを起こす人材=「シリアル・イノベーター」を調査し、分析…